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究竟フィルムとは
究竟フィルムKUKKYO FILMSは、映画監督・三宅流による映像プロダクションです。ドキュメンタリー映画を中心に様々な映像制作を行なっています。
特に身体性ということにこだわり続け、主に伝統芸能とそれが息づくコミュニティ、表現におけるコミュニケーションと身体のあり様を描き続けてきました。
元々実験映画からキャリアをスタートさせてきたこともあり、独自の視点とスタンスでドキュメンタリー映画を製作してきました。今後はドキュメンタリー映画制作を続けつつ、そこで得た経験を活かして逆に実験的な映像製作も続けていきたいと思っています。
プロダクション名の由来である「究竟」は旧作『究竟の地−岩崎鬼剣舞の一年』から来ており、さらにそのタイトルのもとになった宮沢賢治の『農民芸術概論』の一節の中に出てくる「究竟地」という言葉から来ています。岩手で出会った岩崎鬼剣舞の人々は農業や会社勤めなど、日々の労働にいそしみながら、古くから集落に伝わる伝統芸能「鬼剣舞」の修練や公演活動などを熱心に行なってきました。彼らは「修行である」と言い、また「ダンスではなく、祈りだ」とも言います。そんな岩崎鬼剣舞の人々のあり方はまさに「農民芸術概論」のあり方を体現しているとも言えるでしょう。『究竟の地−岩崎鬼剣舞の一年』の制作や上映活動は、私にとって表現する、ということを見つめ直し、意識や活動を大きく広げていくきっかけとなりました。その思いを込めて当プロダクションを『究竟フィルム』と名付けさせて頂きました。
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